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資金繰りとは、会社の入出金を管理することにより、資金の過不足を調整し、正常に会社が運営できるようにすること
です。
会社にとっての資金は、人間の血液に相当するもので、すべての活動においてなくてはならない存在です。
資金繰りは経理部門で行いますが、全体的な資金の動きまで見えている人は資金担当者以外にいません。ですから
最も重要な役割を担っているといえます。

特に大きな資金の動きがある日を月間スケジュール表のようなものに記入し、預金口座ごとにそれぞれ入出金予
定額を記入します。
(ある程度桁をけずり、千円・万円・百万円単位など企業規模によって分かりやすい単位で表示します)
特に支払については、慎重に管理します。
預金口座が複数ある場合には、各口座ごとに区分して、支払日の前日までには、資金を移動させ準備しておく必要があ
ります。預金に大きな動きのある日とその前日は、銀行に残高照会を依頼し、資金の動きを追いかけます。自由に引き
出せる資金の総額も把握しておくようにしましょう。
| 収 入 | 売上代金の入金日 | いつ、いくら入金されるか |
| 受取手形の決済日 | ||
| その他賃貸料収入など | ||
| 支 出 | 仕入代金の支払日 | いつ、どの口座から、いくら 支払わなければならないか |
| 経費の支払日 | ||
| 支払手形の決済日 | ||
| 給料日 | ||
| 社会保険料の納付日 | ||
| 税金の納付日 | ||
| 借入金の返済日 | ||
| その他大口の支払がある日 |
売上代金の入金が遅れたり、急なな支払があった場合等、資金の入出金のタイミングが
ずれると現預金の残高にも影響するので注意する。
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資金の過不足をコントロールするために全体の収支のバランスをみます。
通常3ヶ月先までの資金繰りを月次で予測しますが、不足するようであれば、前もって
資金調達の手配をしなければなりません。余裕資金があれば、借入金返済や設備投資
などを検討します。
また、資金繰りに重要な影響を及ぼすような情報には日ごろから注意しましょう。
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| 月次資金繰り表 | |||||||
| 年 月 | 年 月 | 年 月 | |||||
| 予算 | 実算 | 予算 | 実算 | 予算 | 実算 | ||
| 前月繰越(金) | |||||||
| 収入 | 現金売上 | ||||||
| 売掛金の回収 | |||||||
| 受取手形の期日入金 | |||||||
| 前受金の入金 | |||||||
| その他の入金 | |||||||
| 収入合計 | |||||||
| 支出 | 現金仕入 | ||||||
| 買掛金の支払 | |||||||
| 支払手形の期日決済 | |||||||
| 未払金の支払 | |||||||
| 人件費の支払 | |||||||
| その他の支払 | |||||||
| 支出合計 | |||||||
| 差引過不足 | |||||||
| 財務収支 | 借入 | ||||||
| 手形割引 | |||||||
| 設備投資 | |||||||
| 借入金返済 | |||||||
| 次月繰越(金) | |||||||